教員紹介

伊藤 英之 (いとう ひでゆき)

職名
教授
専門分野
火山学,自然災害科学,災害情報学,防災教育
担当科目
地域災害論,災害情報学

研究テーマ

火山活動の定量的把握やジオパークによる持続的地域発展に関する研究を行っています。また、小・中学生に対する防災/減災教育手法の開発と実践的研究も進めています。 現在は以下のテーマについての研究を進めています。

  • 人工衛星画像解析による火山活動の熱変化モニタリング
  • 岩手山起源湧水の化学組成変化による火山活動状況の推定方法
  • ジオパークによる地域の持続的発展方法に関する研究
  • 持続可能な防災教育

3年生のゼミでは、主要な論文についてレビューを行うとともに、実際に小中学校で防災教育を実践したり、実際に火山やその他災害データを取り扱いながら、卒業論文のテーマを絞っていきます。4年生は、それぞれの卒業論文に取り組んでいきます。

現在の研究課題・研究活動

昨年から素粒子ミューオンを用いた岩手山の透視技術の開発を行っています。ミューオンは、超新星爆発などによって宇宙から飛んできた中性子や陽子などが大気圏に突入したとき、大気中の窒素や酸素原子と衝突してできる二次宇宙線で、物質の中をすり抜ける特徴があります。もちろん岩手山のような大きな火山も簡単にすり抜けてきます。岩手山を通り抜けてきたミューオンをシンチレーターと呼ばれるパネルでキャッチして、岩手山の内部をレントゲンのように撮影する技術です。あわせて岩手山周辺に湧出する湧水の水質分析を行い、基礎研究を防災に役立てる研究をしています。

その他、ジオパークによる地域の持続的発展方法に関する研究では、SNS解析やインターネットアンケートを用いた顧客獲得に関する研究や、ドローンや3Dプリンターを用いた効果的な防災教育に関する研究なども行っています。

社会活動(学外の委員会活動、学会委員活動、NPO理事など)

  • 岩手の火山活動に関する検討会(岩手県総合防災室)
  • 栗駒岳火山防災協議会(岩手県総合防災室・宮城県・秋田県)
  • 防災教育を中心とした実践的安全教育総合支援事業推進委員会(岩手県教育委員会)
  • 岩手県環境審議会(岩手県生活環境課)
  • 岩手県国土強靱化計画検討委員会(岩手県地域政策部)
  • 三陸ジオパーク推進協議会学術専門部会(岩手県地域政策部)

など

教育のポリシー

火山の研究でも、防災教育でもフィールドワークが基本になります。実際にフィールドに出かけていって、地層や生徒と触れあって学ぶことはとても大切です。また、学問は「○○学」のように狭い領域の勉強をイメージしがちですが、実際はあらゆる分野がシームレスにつながっています。得意な学問領域だけではなく、学問を俯瞰的に見るトレーニングが重要だと考えています。

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