教員紹介

杉安 和也 (すぎやす かずや)

職名
講師
専門分野
都市・地域防災、災害復興、災害に強いまちづくり
担当科目
自然災害論,地域防災論,地域環境調査実習

研究テーマ

都市計画の視点に基づく都市・地域の災害復興プロセスの研究、災害発生初期における自治体の初動対応の検証、避難訓練を通した地域防災力の向上・地区防災計画の策定支援、UAV(ドローン)による避難行動支援、電気自動車を活用した避難所運営、長期化する避難生活での住環境整備等、災害が発生してから終息するまでのプロセスを、東北地方はもちろん日本全国や東南アジア圏を対象に研究活動に取り組んでいます。

現在の研究課題・研究活動

地震、津波、台風、火山噴火、感染症流行等の災害を主な対象に、都市・地域防災に関する以下のような研究に取り組んでいます。具体的な災害事例としては、インド洋大津波(2004)、東日本大震災(2011)、フィリピン台風ハイエン(2013)、熊本地震(2016)、福島県沖の地震(2016,2021)、インドネシアアグン山噴火(2017)、東日本台風(2019)、コロナ禍(2020)等です。

  • 東日本大震災以降の日本全国における津波避難対策に関する研究
  • 東日本大震災以降の災害教訓を踏まえたご当地版避難所運営ゲームの開発
  • 避難誘導サイン整備による避難行動誘導に関する研究
  • 台風(豪雨災害)襲来時の住民・職員の災害初動対応の検証
  • UAV(ドローン)での避難広報・残存者探索活用支援による防災役職者の2次被災リスク低減を目指した取り組み
  • ニューノーマル社会下での避難所運営に関する研究
  • 電気自動車活用を想定した自動車避難、避難所運営方針の研究
  • 海外での長期に運営された避難所住環境の変遷
  • 津波避難タワーの非常時・日常時での横断的運用(フェイズフリー)に関する研究

社会活動(学外の委員会活動、学会委員活動、NPO理事など)

  • 地域安全学会 東日本大震災特別委員会 委員 (2014年~現在)
  • 福島県いわき市 津波災害時における自動車避難検討部会 オブザーバー(2017年~2018年)
  • 福島県いわき市 台風19号における災害初動対応検証委員会 副委員長(2019年~2020年)

教育のポリシー

01.先人に学び、現場に学び、地元に学び、そして世界に学びましょう。

地域社会で生活していく際には、災害時の対応のことのみではなく、日々の活動の中で様々な課題に直面する場面があります。地域の中でその解決方法がすぐに見つかることもあれば、幾度と話合いを続けてもベターな答えが見出せない場合もあります。そんな時には先行事例を探し、他の地域・国あるいは別の分野で参考となるものはないか、探ってみることが必要となります。一方で、洗練された教科書や論文を読み解くだけでは知りえない課題というのも地域社会には存在します。

02.視点と立場を変えて、施策の効果(利点と欠点)を見極めましょう。

災害に強いまちづくりを考える際にも、例えば津波の対策として防潮堤や集団移転地を整備する場合、台風や豪雨といった他の災害が生じた際にはそれらによってどのような影響がでるのか、というように視点を変えて施策の効果を考える必要があります。経済的な支援施策についても、被害状況や業種、事業規模等、立場が異なれば必要とされる内容にも違いがあり、その効果(利点と欠点)を見極めていく必要があります。

このような観点から、皆さんが知識を身に着け、現場に触れて、この社会を強くしなやかに生き抜く多角的な視点をもった人材となれるよう、お手伝いしていきたいと考えます。

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