教員紹介
鈴木 伸生 (すずき のぶお)
- 職名
- 准教授
- 専門分野
- 社会調査法,計量社会学,社会ネットワーク論,社会関係資本論
- 担当科目
- 社会調査概論,量的調査法,社会ネットワーク論,共通調査実習
研究最前線(コラム)
人々のつながりに関する新法則を探求研究テーマ
私の研究関心
社会関係資本の形成・変動メカニズム(人々のつながりや信頼関係が,どのように作られたり,変わったりするのか)と,その効果(どのような特徴をもつ人々と,どのようにつながったり,信頼関係を築いたりしていると,どのような良い/悪いことがあるのか,あるいは,どのようなつながりが個人の意識・行動にどのような影響を及ぼすのか)について,計量・数理モデルを駆使して研究をしています。
私の研究のモチベーションは,理論の構築・検証・修正にあります.そのため,私は,応用研究者ではなく,基礎研究者としての教育・研究スタンスをとっています。
過去のゼミ生による研究テーマ
これまで、ゼミ生は、「"特定の社会現象"と"つながり"との間の関係解明」についての研究テーマに取り組んできました.特定の社会現象に関する事例には,以下のようなものがあります。
- 教育(学力,インターネットトラブル)
- 厚生(幸福感,ワークライフバランス)
- 都市/地域(定住志向,居住地への愛着)
- 共生社会(外国人への排外意識,見知らぬ他者への信頼)
- 公共財(社会参加)
- 家族/ジェンダー(性別役割分業意識,家事,結婚)
- 災害(防災行動)
- 経済(倫理的消費)
現在の研究課題・研究活動
- 社会関係資本の形成/変動/効果に関する理論/実証研究
- 社会参加の規定要因/効果に関する実証研究
- 社会構造-社会ネットワーク間の関係に関する理論/実証研究
社会活動(学外の委員会活動、学会委員活動、NPO理事など)
- 第71回 数理社会学会大会 大会委員長
- 第2回 日本社会関係学会大会 大会運営委員
教育のポリシー
私がみなさんにできることは,調査分析法に関する講義・ゼミ・実習を通じて,社会現象を「解明することの楽しさ」を堪能してもらうと共に,「自分で論理的・批判的に考えるための方法」を獲得してもらうことです.そのために,懇切丁寧にわかりやすく解説し,真剣に研究指導することが,私の教育方針です.その教育活動の成果として,「自ら解くべき問題を発見,当該問題の原因・メカニズムを解明,そして,当該問題を解決できる能力を活かして,社会の価値創出・問題解決に資する人材」の輩出を目指します。