教員紹介

泉 桂子 (いずみ けいこ)
- 職名
- 准教授
- 専門分野
- 林学,森林経理学,森林政策学
- 担当科目
- 現代農村社会論,地域活性化論
研究テーマ
流域環境の保全、中山間地域の第一次産業の現状を主な対象としています。現在は,主に以下のテーマで進めています。
- 大学校内での畑作業
- いわてオーガニックフェスタ(有機農業の祭典)への参加
- いわて森林インストラクター会開催の各種研修への参加、森林環境教育のお手伝い
- 環境に配慮した浄水方法の見学と参与観察
- 中山間地域に関する文献購読
学生からやってみたいこと、行ってみたいところを聞くこともしています。研究室で木材関連施設、水利施設の見学なども行っています。下に掲げる「社会活動」に関連して、当研究室では水道関係で卒論を書く人もいます。
ゼミの進め方・内容
3年生のうちは問題意識を育てることが大事だと考え、植物の成長を観察したり、岩手の魅力ある森林を歩いたり、小学生対象の樹木観察・木工クラフト体験の補助をしたりしています。4年生になると,それぞれの卒論論文に向けて、文献購読や学外での調査に取り組みます。ゼミの目標は受講生で決めます。また司会や記録は慣れてきたらゼミ生で担当します。
現在の研究課題、研究活動
授業や実習を担当するだけで精一杯の毎日ですが、学内外のさまざまなネットワークを通じて、調査を依頼されることがあり、研究もそれに応えることが中心になっています。
- FSC森林認証製品の小売店での販売状況および同認証取得事業者の現状
- 宮古・下閉伊地域における市民団体の担い手とその活動状況
- 西目屋村における薪炭供用林組合の現状と課題
- 小規模非合併辺縁自治体における高齢化・財政・女性就業の推移
- 岩手県北上山地における生業と暮らしの変化(生態史)
きれい事かもしれませんが、森林を軸としながら、農山村で、地域資源(森林・木材・河川・内水面漁業など)を活かし、食いつぶさない生き方、暮らし方ができるのか、どのようにしてそれは可能なのかに興味があります。
研究手法
これといった特別な技能はないですが、歴史的な視点・流域の視点を持って地域を見ることを大切にしています。
社会活動(学外の委員会活動,学会委員活動,NPO理事など)
- 盛岡市水道水源審議委員(2016年~継続中)
- 日本森林学会 評議員(2015年~継続中)
- 岩手県森林審議会(2015年~継続中)
- 岩手県企業局経営評価委員(2016年~継続中)
教育のポリシー
学生の伴走者であることです。教育には手間がかかります。自分の能力が足りない分は時間をかけることで報いたいと考えています。また、進路や職業選択については、学生が迷いながらも自分で将来を選び取ることを応援できる存在でありたいと考えています。