教員紹介

徐 侖希 (ソ ユンヒ)

職名
講師
専門分野
労働法
担当科目
労働法I・II

研究テーマ

ゼミでの研究テーマについては、特に定めていません。労働法学に関連するテーマであれば何でも良いです。普段から、新聞、雑誌、インターネットなどで取り上げられている労働関連の報道に接し、何が問題になっているのか、それに自分がまきこまれたらどう対応できるか、社会はどう対応すべきかなどを考えてみてください。

現在の研究課題・研究活動

現代社会は多くの課題や困難を抱えており、労働問題もその一つであるといえます。 日本の雇用者に占める非正規労働者の割合は増加する一方で、労働組合の組織率は減少し、いわゆる正社員は長時間労働に苦しめられています。
こうした多くの労働問題の中でも、とくに非正規労働者に焦点を当ててみると、日本においては、21世紀に入り非正規労働者の割合が著しく上昇し、雇用者の約4割を占めるにつれ、非正規労働者の雇用安定及び処遇改善は、労働政策の中でも重要な課題として検討されてきました。
このことは、お隣の国・韓国においても同様で、1997年末のいわゆるIMF経済危機以降、非正規労働者が急増した韓国では、非正規労働者の雇用不安と共に、その処遇の劣悪さが社会問題となり、その解決が重要な政策課題となりました。

この日本と韓国における非正規労働者の雇用安定と処遇改善のための法制度の比較法的考察が、私の主な研究課題です。 そして、この考察が今後の日本と韓国の非正規労働者の雇用安定と処遇改善のための法政策の議論に一助となれば幸いです。

社会活動(学外の委員会活動・学会委員会活動・NPO理事など)

日本労働法学会会員

教育のポリシー

我々の多くは会社などに雇われて働く労働者です。労働法は、我々労働者が会社などに就職してから退職するまでの各ステージにおいてさまざまな関わりを持ちます。授業では、我々が働くにあたってどのようなルールがあるのか、その基本的な知識を学生たちに分かりやすく伝えることができるよう心がけています。

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