教員紹介

蒲 敏哉 (かば としや)

職名
教授
専門分野
気候変動政策の国際比較 環境ジャーナリズム
担当科目
環境と政策,地域環境調査実習
学位
文学士(社会科学)

研究テーマ

深刻化する地球温暖化を受け世界的に対応が求められている気候変動政策の研究が主軸。
欧州の気候変動・エネルギー政策と日本の政策を比較することで双方のメリット、デメリットが浮き彫りになり最適な方策を探る糸口になる。気候変動で最も求められているのは「適応策」。沿岸域の海面上昇は今後一定レベルで不可避であり、魚類、海藻類など生態系への影響も顕著になりつつある。三陸方面の対策も喫緊の研究テーマとなる。
自然科学、社会科学、人文科学の見地から人々に問題点を提示し解決策を探る「環境ジャーナリズム」も重要なテーマとする。

  • 欧州と日本の気候変動・エネルギー政策比較
  • 沿岸域の気候変動適応策
  • 環境ジャーナリズム

ゼミの進め方

学生が、自ら問題点・課題を考え、解決策を見いだしていく。能動的な姿勢を育て、下支えする方法を取りたい。ゼミ生同士の意見交換の中から解を見いだしていく訓練は、将来、行政、企業で様々な課題に取り組む上でも良きトレーニングとなる。研究室でのディスカッション、発表に加えフィールドワークで経験値を上げることも重視する。

内容

可能な限り新しく浮上している環境問題に取り組みたい。

現在の研究課題・研究活動

パリ協定下で進む、欧州の気候変動・エネルギー政策と日本の政策の比較。新型コロナウイルス、ウクライナ情勢も踏まえたグリーントランスフォーメーション(緑の経済復興転換策)の在り方の研究

社会活動(学外の委員会活動、学会委員活動、NPO理事など)

  • 日本記者クラブ会員
  • 早稲田大学探検部OB会幹事
  • とちぎ未来大使(温泉広報官) 栃木県知事委嘱
  • 酒々楽(ささら)大使     地酒推進役として栃木県酒造組合委嘱

教育のポリシー

「突破力」を持ってもらいたい。ITにより人の接点がボーダレスになり、気候変動、コロナ、ウクライナ情勢など人類の在り方の転換点に立つ私たちは、これから想像を超える数多くの難題に立ち向かわなくてはならない。学生たちが今後直面する就職、仕事、生活で生じる壁を、自らの意志で考え、あらゆる手を尽くして突破していく、そのための強い意志と気概を育てたい。チャレンジ精神ということになると思うが、大学生という、いわばできあがった大人にどうそれを持ってもらうか。その教育の在り方を自分自身考えていきたい。

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