教員紹介

吉野 英岐 (よしの ひでき)

職名
学部長・教授
専門分野
地域社会学
担当科目
地域社会論,住民生活論,ジェンダーと文化

研究テーマ

社会学的なアプローチを用いていること、担当する科目で教えている内容に関連すること、これまでに研究室で扱ってきた卒論のテーマであれば、幅広く対応可能としています。研究手法としてはアンケートなどの統計的手法、インタビューなどの質的調査手法のどちらも扱っています。例として、2016年度の4年生の卒業論文のテーマは以下のとおりです。地域活性化、観光、ジェンダーに係る内容が多いです。

  • 大学生の就職における地元志向の要因
  • 大学生の旅行行動とその要因
  • ダークツーリズムと宮古市田老町の「学ぶ防災」
  • 釜石市と大槌町での新しい観光巡礼旅行の提案
  • 花巻市のマルカン食堂の魅力の分析
  • 地域おこし協力隊における隊員と自治体の関係
  • 岩手県内の企業における女性の昇進意欲の分析

主な内容

ゼミの進め方や内容としては、さまざまなテーマに対応する調査を行うための基礎的な技術、知識の習得を目指したものとなっています。アンケートなどの統計的な調査を行う場合に必要なステップとして、調査票の作成、調査活動の実行、データの入力、分析などがあります。また、インタビュー調査で必要な技術として、質疑応答の過程で相手とコミュニケーションを円滑にすすめていく能力や結果の解釈などがあります。そこで、これらについて、教員が研究室で進めている実際に調査研究に学生が参加し、その経験から知識や技術を修得するようにしています。また田んぼアート、植樹祭、工房フェスタ、グリーンツーリズムなど地域住民が主体的に取り組んでいる地域イベントに、教員とゼミ生が毎年参加して、実際の活動を経験しています。

現在の研究課題・研究活動

研究課題としては、農山漁村地域を中心とする地域社会の構造や変化の要因を実証的に解明すること、地域づくり活動や観光への住民の取り組みへの支援策の提案、住民生活から見た市町村合併の効果の検証、全国総合開発に代表される地域開発の変遷の分析、地域社会学の学説や潮流についての整理と分析、そして、東日本大震災後の震災復興の過程における住民生活上の課題と解決方法の解明などです。特に、震災復興については釜石市を中心に、震災直後から継続的に取り組んでいます。復興はまだまだこれからが本番であり、長期間にわたる研究が必要ですので、今後も継続的に進めていきます。

社会活動

岩手県や県内の市町村の農山漁村地域の振興に関わる分野、男女共同参画社会づくりに関わる分野、県民の幸福度の測定に関わる分野などでの各種委員会や審議会の委員を務めています。また、上記の分野に関連する各種研修会や講演会の講師も務めています。委員として参加している主な委員会や審議会は以下のとおりです。

  • いわての森林づくり県民税事業評価委員会委員
  • 岩手県中山間地域等直接支払制度運営協議会委員
  • 岩手県農業農村指導士選考員会議長
  • 公益財団法人岩手県観光協会理事
  • 釜石市復興まちづくりアドバイザー
  • 雫石町まち・ひと・しごと創生総合戦略検討委員会委員長
  • 北上市きたかみ男女共同参画推進委員会 委員
  • 滝沢市男女共同参画推進委員会会長
  • 二戸市男女共同参画推進市民会議委員

教育のポリシー

講義、実習、演習、卒業論文指導において常に心がけていることは、自分で体験し、自分で考えるという姿勢を身に付けてほしいという点です。ともすれば受け身で授業や卒論作成に臨むことがみられますが、ゼミや実習での共同作業に主体的に参加していくことで、地域イベントに携わっている住民の方々と積極的に交流し、その気持ちや行動を理解していくこと、情報を鵜呑みにせずに現場で自分で考えるくせをつけることを身に付け、それまでの自分の殻をやぶっていくことができるようになることを期待しています。大学で修得した知識、技術、経験は必ず社会に出てから役に立ちます。教育活動を通じて学生が社会人として必要なマナーを理解し、そのうえで、自ら考え、積極的に行動することで、社会をよりよくしていけるような人間になってほしいと考えています。

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