教員紹介
岡田 寛史 (おかだ ひろふみ)
- 職名
- 教授
- 専門分野
- 労務管理論,経営管理論
- 担当科目
- 経営学,経営管理論I・II
研究テーマ
現代企業の「働き方」・「働かせ方」に関わる理論や施策の批判的研究
現在の研究課題・研究活動
もともとは1960年代後半以降に欧米で広く展開された「労働生活の質的向上(Quality of Working Life)」や「労働の人間化(Humanization of Work)」の諸施策を対象にして理論研究を行っていました。具体的には、職務の設計と管理の在り方についての理論研究です。
人間の「働き方」・「働かせ方」に影響をもたらす要因には、その時代の労働観や動機づけに関する考え方、技術や市場(製品市場・労働市場)の動向、その国の労働慣行や労働法制の在り方など、さまざまなものが挙げられます。
現在は、日本の企業社会における労働を念頭に置きつつ、人間らしい「働き方」・「働かせ方」の実現(に必要なものは何か/を妨げているものは何か)について考察しています。
社会活動(学外の委員会活動、学会委員活動、NPO理事など)
- 岩手県競馬組合コンプライアンス推進評価委員会 委員長(2022年~継続中)
- 岩手県職業能力開発審議会 会長(2017年~継続中)
教育のポリシー
教育とは、学生が社会人として自律・自立できるようにサポートすることである、と考えています。学生には、個々の知識を鵜呑みにして覚えるのではなくきちんと吟味すること、物事の二面性を意識すること、物事を分類して安心するのではなく相互の関連性や相互作用にも目を向けること、物事の判断を世間一般の常識に任せるのではなく自分の問題として納得のいくまで考え抜くことを強く求めています。
授業では難しいことを分かりやすく伝えることや、素朴な疑問にも誠実に答えることを心がけています。