旧松尾鉱山にて | 職名教授専門分野自然地理学、土地・水資源利用、水循環 |
地圏環境システム論、総合政策入門
理学博士
人間は、地形・地質・土壌・地下水・植生・気候など地表面付近の自然環境(土地自然)を長い年月かけて資源化し、さらに、資源利用の競合・調整を行ないつつ、今日まで生業や生活を続けてきました。今後、持続可能な社会をつくっていくには、地下水を含む水循環などの「自然の仕組みの理解」や、限りある各種「資源の利用競合・調整」を、国・地域の各レベルで、如何に行なうかが大きな課題です。この「自然の仕組みの理解」と「資源の利用競合・調整」を大きな研究テーマとしています。
1)ボランティア活動
たきざわ環境パートナー会議
(リユース食器によるゴミ減量大作戦プロジェクト)
2)各種委員
岩手県国土利用計画審議会
岩手沿岸北部海洋再生可能エネルギー研究会
三陸ジオパーク水深協議会学術専門部会
岩手県東日本大震災津波復興委員会総合企画専門委員会
滝沢村環境審議会 ほか
大学では理学部地学系(地理学)で学んでいく中で、大地の成り立ちと特性、大地とそこに生きる人間との関わりというテーマが、次第に膨らんでいきました。大学の助手を務めた後、東北農業試験場で10年間、農業や景観の視点から土地自然(特に、浅層地下水)の研究に携わったことや、現在の総合政策学部で制度・政策面に目が向くようになったことは大変貴重な宝となりました。
(大学生時代の勉強や活動の思い出でも)
地学ゼミナールという学生サークルに所属し、仲間たちと数多くの鍾乳洞探検(ケービング)や調査を行なった充実した日々が、なつかしく思い出されます。
流域スケールの水循環および土砂移動。水資源・森林資源・土地資源の利用競合と国、県、地域レベルの合理的調整のあり方について。
(ゼミで期待している研究や活動など)
大地に根ざした、大地の特性を踏まえて諸現象をみていくこと。
他の学生の調査・研究を互いに聞ける耳をもつこと。
(2014年04月11日現在)