プロジェクト・ワイルドは、「自然を大切に」と理解するだけでなく、「自然や環境のために行動できる人」を育成することに取り組んだ、野生生物を題材とした環境教育プログラムです。1980年代、子どもたちを指導する教育者向けに、アメリカで開発されました。現在は世界各国で活用されており、1999年に日本でも導入されました。
日本では、(財)公園緑地管理財団 が、プロジェクト・ワイルド指導者の資格認定事業を実施しています。指導者の資格には、エデュケーターとファシリテーターがあります。エデュケーターは、プロジェクト・ワイルドを活用した環境教育を実践する一般指導者です。ファシリテーターは、エデュケーターを養成することができる上級指導者です。ファシリテーターの資格を得るためには、エデュケーターの資格と、5年程度の環境教育指導の経験が必要です。
岩手県立大学総合政策学部(本講座)には、ファシリテーターの資格を持つ教員が在籍しています。
プロジェクト・ワイルドは、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学など、様々な教育機関において、授業の中で取り入れられています。また、地域の活動や企業の研修にも活用されています。
指導者養成講習会を受けます。全国各地で随時開催されています。
エデュケーター養成講習会は10,000円程度、ファシリテーター養成講習会は50,000円程度です。開催条件によって、料金は若干異なります。
岩手県立大学の授業の一環として開催するエデュケーター養成講習会は、4,000円(テキスト代)です。
(財)公園緑地管理財団 /ProjectWILD Japan
(2010年12月24日現在)