環境再生医は、環境分野の専門家です。自然環境に関する専門的知識や地域の歴史・風土への理解に基づいて環境の現状を調査し、復元・再生計画を立てて対策を実施し、その後のケアも行います。いわば、環境を生き返らせる医師です。更に、行政・産業界・地域住民などの関係を調整し、持続可能な循環型社会の構築に貢献する役割を担っています。
環境再生医は、(特非)自然環境復元協会 が認定する資格です。初級、中級、上級があります。
岩手県立大学総合政策学部は、無試験で環境再生医初級資格が取得できる学校として認定されています。在学中にこの資格を得ることができるため、就職活動に活かすことも可能です。
通常は、資格認定講習を受け、試験に合格する必要があります。資格認定講習は、毎年10月から12月頃の期間に全国で開催されています。
岩手県立大学では、総合政策学部の対応科目のうち必要単位数を取得し、ガイダンスを受講すれば、取得することができます。
岩手県立大学総合政策学部の学生を対象に、ガイダンスを年1回、10月に実施します。所要時間は1時間です。開催日時は別途アナウンスします。取得希望の学生は必ず受講してください。
履修科目総称 | 総合政策学部の対応科目(単位数) | 必要単位数 |
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地球環境の危機と 自然生態系 | 環境科学概論(2)、地球科学の世界(2)、生態学基礎(2)、地誌学(2)、地理学(2)、国際環境政策論(2) | 4以上 |
自然環境の 保全と再生 | 環境生態学(2)、環境調査実習I(2)、環境調査実習II(2)、地域環境調査実習(2)、環境調査法(2)、【旧】景観論 または【新】景観生態学(2) | 8以上 |
物質資源の循環と 循環型社会 | 気圏環境システム論(2)、水圏環境システム論(2)、地圏環境システム論(2)、環境社会学(2)、環境化学基礎(2) | 2以上 |
環境教育と 市民活動 | NPO論(2)、地域環境計画論(2) | 2以上 |
環境行政と 関係法令 | 環境経済学(2)、環境政策論I(2)、【旧】環境設計管理論 または【新】自然環境保全論(2)、【旧】環境法 または【新】環境政策論II(2) | 2以上 |
【旧】:旧カリキュラム 【新】:新カリキュラム
初級は15,000円、中級は25,000円、上級は35,000円です。
岩手県立大学総合政策学部で取得する場合、初級が8,000円です。
(2010年07月21日現在)