今年度は、助教の鈴木正貴がコメントいたします。[ ] は指導教員。
「トンボ池」 | 前回は、渋谷先生が指導者となってプログラムを進行しましたが、最終回までの2回は、学生の皆さんに指導して貰います。 とはいえ、まずは肩慣らしに、渋谷先生の指導による「トンボ池」からはじめることにしましょう。 | |
「振り返り」が大切! | 池内の湿地帯に生息するトンボ(希少種)を保全しつつ、周辺にまちを作ります。行政、住民、農家など、異なる立場を演じて意見を交わします。 班毎に異なるまちが形成されたようです。ギャラリーウォークなどを行って、プログラムの内容を「振り返る」ことが大切です。 | |
「大親友」 | それでは、学生の皆さんの指導によるプログラムを始めましょう。写真は「大親友」を実行している様子。カードには、生きものが描かれていて、寄生や共生などの関係でペアを作る「じじ抜き」です。 | |
「瞬間冷凍動物」 | 捕食者と被食者の関係を体感する「瞬間冷凍動物」。 ノウサギとキツネ、ネズミとテンなどに分かれて、営巣地から採餌場へ移動する被食者役を捕食者役が捕まえます。写真手前は、キツネ役の面々。 | |
「抑制とバランス」 | 野生動物の管理に関する意思決定とその評価を学ぶ「抑制とバランス」。 繁殖、条件、管理のカードを一枚ずつめくり、裏側に書かれた指示に従って計算しながら、個体数の変動を把握します。 | |
「死のつながり」 | 農薬が食物連鎖の過程で上位捕食者に濃縮されてゆくことを学ぶ「死のつながり」。 写真は、床に撒かれた赤と緑の餌を食べる(集める)バッタ役。しばらくしてカエル役が現れてバッタ役を捕まえ、さらにタカ役が現れてカエル役を捕まえます。 | |
振り返りを丁寧に | 時間が来たところで、残った役ごとに所持していた全ての餌をかぞえ、赤い餌の割合を調べます。赤い餌は農薬まみれという事実を明かして、タカの餌に占める赤い餌が多いこと(濃縮)を確認します。 以上で、後期の実習は終了です。お疲れ様でした。 |
今回から、プロジェクト・ワイルドを教科書にしながら、環境教育の進め方について学んでいきます。 大人から子どもまで幅広い世代にした環境教育には、どのような手法があるのか。実際に、用意されたプログラムをみんなで実行してみましょう。 | 学部会議室に集合 |
みなさんはすでに顔なじみですが、実際には初対面の人達が集う場で、環境教育を行うことが想定されます。 このような時は、プログラムを円滑に進めるため、アイスブレイクから始めます。 | アイスブレイク中 |
シカと生息地の3要素(食物、水、すみか)の役に分かれて、シカ役の人達は生き残るために欲しい要素を奪い合います。欲しい要素を確保できなかったシカは(死んで)要素へ。 シカの頭数の変化をグラフにしながら、環境収容力について学びます。 | 「オー・ディア!」を実施中 |
今回は、渋谷先生の進行でしたが、次回からは学生のみなさんに進行して貰います。 当日までに、担当するプログラムの進行方法をしっかり覚えておきましょう。 | 担当するプログラムの一覧 |
足跡のスケッチ | 年明けの実習は、大学北側にある森林公園内で、雪上にできた動物の足跡探し。足跡で種の特定や、個体数推定ができます。 しかし、やって来たものの、今年は雪が少ないので、探すのが一苦労です。ここ数年は、年始にまとまった降雪がありませんね。 | |
東屋でみつけた足跡 | 散策途中で、東屋に寄ってみると、ベンチに足跡が。これはテンの足跡みたいですね。他にも、ノウサギやタヌキの足跡がありました。 雪が殆どないので、綺麗に残っている足跡は貴重です。しっかりスケッチしましょう。 | |
ネイチャーセンターへ | 歩き回って、体が冷えたところでネイチャーセンター(管理事務所)へ。暖を採りつつ、冬鳥の観察をしましょう。 | |
野鳥の観察 | 施設内の観察窓を介して、外で餌をついばんでいる野鳥の姿を覗きながら、その外観の特徴が分かるようにスケッチします。 スズメやシジュウカラ、シメなど数種が確認できたところで大学に戻りました。 |
今年最後となる本日の実習は、これまでの成果を班ごとに発表して貰います。用意したパワーポイントのファイルを使って、各班の代表者が発表します。 事前に、スクリーンショットを配布して貰えると良かったのですが・・・。 | 発表中 |
各班の持ち時間は20分程度。10分程度を目安に発表して、残り時間は質疑の時間にあてます。教員だけでなく、学生からも質問がありました。 発表内容の優劣は、準備に費やした時間の差でしょうか。教員があら探しをしないといけないくらい完璧な発表をした班がありました。 | 会場の様子 |
最後に、吉木先生から報告書の提出について注意事項が。この実習は、報告書の内容で採点しますし、採点に値しない内容であれば何度でもやり直しとなります。 教員からのコメント等で、再考しなければならない課題が見えたハズです。がんばりましょう。 | 報告書の提出方法について |
進捗状況の説明(1) | 今日は、班毎に進捗状況を聞かせて貰います。現時点で、どのような仮説をたて、どのような方法で調査をすすめているのか、そして明らかになった事は何か? 集計したデータをもとに、教員の前でプレゼンして貰いましょう。 | |
進捗状況の説明(2) | 分からない事があれば、プレゼンの過程で質問して貰っても構いません。各班、データの取得方法に不安を抱えながら、作業を進めているようですね。 はじめは細かい作業内容でも、仮説を明確にすれば、作業を単純にできます。 | |
地図で説明 | データ集計まで進んでいなくて、地図上での作業内容を示して説明する班も。 来週は、作業を進めて貰いますが、再来週は発表会です。残された時間は少ないですよ〜。 |
第1回から、実習の時間帯に限ることなく、班毎に作業をしながら仮説や調査方法を検討しています。今日で2週目が終わります。皆さん、進捗具合はいかがでしょうか? 先週は、実習の時間帯に、吉木先生から報告書の書き方について説明がありました。 | 報告書作成時の注意事項 |
実習の時間帯であれば、先生方は実験室に待機しているので、分からない点を質問したり、資料の追加を要請することができます。 もちろん、まずは自分達のチカラで考えること、資料を集めることが大切ですけど。 | 先生と相談 |
ある程度作業が進んでくると、班毎に、異なる作業が始まります。この班は、地図を貼り合わせて、メンバーで全体を俯瞰しようとしているようです。 色を塗り分けておけば、偏在傾向など、地区毎あるいは道路別に違いが見えてくるかもしれません。 | 地図を貼り合わせてみる |
こちらの班は、別室で、地図を床に広げています。別の班は、同室でパソコンを使って簡単な集計を試みています。 来週は、班毎に、進捗状況と仮説・方法について教員に説明して貰いますので、しっかり準備してくださいね。 | 地図を床に広げてみる |
教員と住宅地図 | 今回からは、吉木・佐野先生が担当します。利用する資料は、昨年に引き続き住宅地図。 今年のテーマは、3地区を対象にした現状把握と、4地区を対象にした時代変化です。業種を整理しながら、対象地区の特徴を掴み、考察します。 | |
担当地区一覧 | 現状を把握する地区は、特定の年代を選択し、地区全域を対象に作業をすすめます。時代変化を調べる地区は、5つの年代を選択し、主要な道路沿いを対象に作業を進めます。いずれも、テーマは漠然としているので、作業しながら仮説を立てる必要がありますね。 | |
住宅地図で埋まった作業台 | 住宅地図をコピーしながら、作業内容を考えます。建物を業種で分けるとはいえ、仮説の検証に必要なデータにしなければなりません。まずは、ざっと対象地区を俯瞰して、仮説を立てることから始めないと、作業を何度もやり直すことに。 | |
教員からアドバイス | 分からないことがあれば、教員に質問しましょう。途中で発表会を開催しますが、最終的には班毎に提出する報告書で評価されます。 班内で協力して、一回で合格できるような報告書を作成してくださいね。 |
今日は、これまでの調査結果をふまえ、バスセンターの今後について検討した内容を、班毎に発表して貰います。倉原先生が希望した動画制作に取り組んだ班は、かなり苦戦したようですね。 まずは、環境調査実習室1(環境部屋)に集まって、最終確認をしましょう。 | 環境部屋に集合 |
発表内容を拝見した倉原先生からアドバイスが。動画の内容などについても要望があったようですね。 限られた時間ですが、発表時間までに間に合うようであれば修正しましょう。 | 発表内容の確認 |
それでは、発表です。はじめにパワーポイントで調査結果等を説明し、最後に動画を流します。 発表内容では、調査方法などが簡略化されていたように思えます。報告書には、しっかり明記してくださいね。みなさん、お疲れ様でした。 | 発表! |
試行結果の報告 | 1週間が経ったところで、試行してみた調査の結果を報告して貰います。 ネット検索、実際に取得したアンケートなど、各班で試行結果をまとめて、本調査に向けての課題を整理します。 | |
アドバイスを受ける | 班毎に発表を終えたら、倉原先生からアドバイスを受けつつ、今後の調査方針を固めましょう。 次回の実習は、再来週になります。2週間かけて、しっかり調査しましょう。 |
先週は、閉鎖日を迎えたバスセンターを概査しました。今日からは、グループワークに入ります。 まずは、各班で調査を概査した時の感想を述べ合ってから、テーマと調査方法の検討に入りましょう。 | 実験室に集合 |
配られた付箋紙に、感想や気付いた点について書きだしてゆきます。 現地を歩いた時の事を思い出しましょう。すでに立ち入り禁止になっていた2階にあがって、かつてレストランだった場所などを見学できたヒトもいましたね。 | 感想を書く |
書いた付箋を模造紙に貼りだしてゆきましょう。他のメンバーは何を感じたでしょうか。 みんなの意見を集約しながら、他に気付いた点はないか熟考しましょう。まとまったら、班毎に発表します。 | 貼り出してみよう |
グループメンバーや、他のグループの感想・意見を参考にして、バスセンターを対象に、テーマを決め、調査方法を設定して、実際に調べてみましょう。 とりあえず、検討した方法について、試行してみましょう。来週は、調査状況について発表して貰います。 | 意見交換 |
座学から | 後期の実習が始まりました。初回からしばらくは倉原先生が担当します。 実習の題材は、「盛岡バスセンター」。ちょうど、本日、閉鎖される建物です。このバスセンターを、今後どうすべきか?が実習のテーマになります。 | |
盛岡バスセンターへ | 「新しいモノをつくること」だけがまちづくりだろうか?閉鎖されるバスセンターに、意義や価値はないのだろうか? 座学で、テーマの背景を学んだら、現地へ。 | |
停留所の様子 | 発車アナウンスは録音したものを使用するのが一般的なようですが、このバスセンターでは、その都度、スタッフがマイクでアナウンスしているそうな。 その価値を知ってか、スピーカーにマイクをあてて、アナウンスを録音している方も。 | |
飲食店にて | センター内で、最後まで営業している飲食店にて食事する学生。利用するお客さんのために、最後まで営業しているのだとか。 来週からはプレゼンに向けて準備を始めます。がんばりましょう。 |