今年度のコメンテーターは、大槻麗奈さん [山田(一)]、川村優理さん [吉木]、佐々木優衣さん [平塚] です。[ ] は指導教員。
最後朝ご飯を食べて向かったのは、松尾鉱山跡にある植栽地です。 硫黄を採取するために使われていた場所で、あまり植物が生育できる場所ではなかったようです、今は、県立大学の先生たちなどが植栽しようと活動している場所です。 | |
次に松尾鉱山中和処理施設の見学をしました。未だ松尾鉱山から流れ出る強酸性の坑廃水を中和処理している施設です。 | 中和処理施設見学 |
最初に、職員の方に松尾鉱山の歴史と施設についてビデオを使って簡単に説明をしていただきました。(右上) | |
実際に中和処理施設の見学をしました。強酸性なので中は錆びたように茶色くなっていました。 | |
中和処理された坑廃水が最後に流れ着く貯泥ダムです。ここで、泥を沈殿させて、上澄みの水を川に流します。 | |
いずれはここも一杯になってしまうそうです。どうしたらよいのでしょうか。 私たちが考えるべき問題は多々あると考えさせられました。 | |
最後に、グループごとに今回の実習で感じたこと、考えたことをまとめて発表しました。 | 実習の振り返り |
それを踏まえて今後の目標を一人ひとり考えて、決意発表しました。 実習終了!先生たちを囲み皆で記念撮影をしました。(右下) | |
環境政策講座は他の講座よりアクティブに活動して自分で実践して学ぶところということを実感しました。普段の限られた環境ではできないことを体験しました。岩手県の環境問題とその歴史を肌で感じれた実習でした。疲れましたが皆が成長できた良い4日間でいした。私たちを支えてくれた先生方、宿舎の方々、お世話になった多くの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。これからも実習もありますが、卒業にむけてより知識をつけて皆で協力して頑張っていきましょー! | |
植生調査 | 3日目は柏台、松川温泉、蓬莱峡、松尾鉱山付近の林の植生をグループ毎に調査しました。生息する植物の種類、種の植被率を調べて記録していきました。形が似ていて見分けるのには苦労しました。ギザギザか丸いか微妙が判断が必要でした。 |
地熱発電所見学 | 調査の途中に地熱発電所の見学をしました。 仕組みについての展示や映像をみました。 |
←ボタンを押すと、凄い音で地熱の蒸気が上がります。 | |
全部の調査が終わり、宿舎に戻って地点ごとに発見した植物の名前を記入していきました。 | |
各調査に関する解説 | 夕食後に植生調査の解説と、実習前に行った気候の鉛直分布に関する事前課題の解説が行われました。植生調査は植生群落を構成している種を知ることは、地域の自然の現状を知る上で欠かせないので良い経験になりました。 |
その後には初日に行った昆虫採集の結果発表が行われ、賞品が授与されました。努力したかいがありました♪ | |
最終日の夜ということで、先生たちとの親睦会も行われました。 | |
誕生日会もするなど、盛りだくさんの内容で、楽しい最高の思い出ができました☆ |
2日目、6時30分に起床! 昨日仕掛けたトラップを回収しました。 | トラップ回収 |
44個のトラップに4匹が捕まっていました。ネズミだけではなくモグラも1匹いました。重さを計り、ちゃんと藪の中に帰してあげました。 | |
朝食を食べてバスに乗り込み、湯ノ又砂防ダムに向かいました。 ダムに設置してある魚道を見学しました。 | 湯ノ又砂防ダム |
魚道はダムなどによって魚の移動の妨げになるものがあるとき、魚が移動しやすいように設置されている魚のための道です。ダムはこのようなことまで配慮して建設されなければならないのです。 | 魚はいませんでした… |
次は赤川・松川などの水質調査です。この日のために、事前課題などをこなし準備してきました。赤川と松川のグループに分かれて移動し、それぞれ水質を調査しました。 | 水質調査 |
赤川で水を採取をしている様子。川の水の色はその名の通り赤茶色に見えます。 水の中に入り、川幅や水深、流速などを測定します。入念に打ち合わせ中です。 | |
採取した水を基に、水温や水の様子、透視度、pHなどを測定し、記録します。 透視度を測定中。濁りはない水のようです。 | |
透視度は最初の地点より低かった。ちょっと濁りがある水のようです。 | |
地点ごとに、結果が変化していくのが分かっていきました。調査結果は後で使うのでしっかりと記入しておきました。 | |
お昼前の最後の水質調査。皆ちょっとお疲れモード。暑かったので、体力が消耗したみたいです。 | |
後藤川温水路で昼食を食べて、水浴びをしている人たちもいました。この地域では稲や農作物を育てるための大切な温水路です。 暑い中の水質調査が終わり、涼しさを味わえる金沢清水の見学に行きました。 | 後藤川温水路 |
金沢清水は、名水100選にも選ばれる綺麗な水です。飲み水としても美味しい水で、わざわざ汲みに訪れる人もいるほどです。原水が湧き出ている所は、もののけ姫の風景を思い浮かべさせるものでした。 | 金沢清水 |
次に訪れたのが松尾歴史民族資料館です。松尾鉱山の生活や歴史に関する展示が行われていて、白雲の城と言われていた時代の様子を詳しく知ることができました。屋外展示の硫黄を貯めておく物について、豊島先生から説明を受けている写真です。 | 松尾歴史民族資料館 |
外での作業が終了して戻り、休むまもなく今日行った河川調査の結果をまとめ考察を行いました。赤川、松川の川の現状と今後どのような管理や対策が必要か話し合いました。夜の発表に向けて真剣にまとめていますね。 | 水質調査結果のまとめ |
一方、両立して山田先生からの口頭試問も行われました。皆、徹夜をして答えを考えるほどの一番の難関だったかもしれません。汗だくになりながら、緊張して答えていました。 | |
河川調査の発表の様子です。無事に終了して一安心でした。 | |
夜には山田先生主催の利き酒大会が行われました。残念ながら全部当てた人はいませんでした。 |
焼走り溶岩流 | 実習初日のお天気は曇りでした。最初の目的地は岩手山焼走り溶岩流です。初めて見る眺めに皆、驚いていました。晴れた日に行くともっと感激したと思います。 |
野鳥ラインセンサス調査 | 八幡平樹海ラインにて植生の野鳥の生息、標高による野鳥の垂直分布の実態を観察しました。松川温泉から藤七温泉まで(延長15km、標高差600m)を3人一組で調査中。 |
キビタキ、メボソムシクイ、ヒガラなどを聞き分け中。分からない時は、先生に聞きます。なかなか分からず悪戦苦闘しました。八幡平一帯では115種ほどの野鳥が記録されているそうです。 | |
八幡平国立公園の見学 | 昼食を取った後は、八幡平国立公園に向かいました。まず、八幡平公園を管理しているレンジャーの方に、八幡平の植生や現状についてお話を伺いました。とても熱心にお話をしていただき、理解が深まりました。 |
レンジャーの方々から説明をしていただきながら、実際にコースを歩き八幡平の環境の現状を観察しました。国立公園として現状を維持しながら、管理をする難しさを実感しました。訪れる人たちもルールを守ることが大切で、その心がけがなければ維持をすることは大変であると思いました。 外来種であるセイヨウタンポポの移入や湿地植物の減少などの問題についても説明いただきました。レンジャーの方々、ありがとうございました。 コース最後の展望台からの眺めは最高でした!八幡沼を中心に、美しい風景が一望できます。 | |
トラップ設置 | 3泊4日お世話になるユースホテルに到着。休めると思いきや、早速実習!ネズミの生息数調査のためのネズミトラップを設置しました。トラップの仕掛け方の説明を聞いています。 |
トラップの中に餌を入れ、自分でネズミが捕まえられそうな藪の中に隠しました。何匹のネズミが私たちのトラップに捕まっているでしょうか…。明日が楽しみです。 | |
昆虫採集 | 夕ご飯を食べた後も実習は続きます。暗くなった外に懐中電灯と網を持って、一人5匹の虫を捕まえました。準備をしておいたライト周辺に沢山の虫が集まっていました。最初は「キャー」とか「ギャー」とか聞こえましたが、皆5匹違う種類を採集できました。 |
昆虫分類 | 採集した虫を図鑑を見ながら分類をしました。虫の見た目から目名、科名種類など探す作業は大変でした。しかし!その努力次第で五目賞などがもらえるということで必死に調べていました。五目賞、綺麗で賞、大物賞は誰がもらえるのでしょうか。3日目の夜の結果発表が楽しみです♪ |
盛りだくさんの1日目が終了しました。 |