今年度のコメンテーターは、ビオトープ管理士ゼミに参加した3年生です。※は助手の島田直明が付け加えたものです。[ ] は指導教員。前年度までは環境調査実習IIIという名称でした。
最後の実習となる今日はなんと!先週に引き続き佐野先生の実習です。 今日は先週測った積雪深のデータを基に等値線図を描いて等値線図をみて、吹きだまりの様子や盛岡市の積雪データと比較します。 | |
班で相談しながらの作業。 | |
この用紙で等値線を描きます。 数字が書かれているだけ。この数字をみて、同じ値どうしを線でつないでいくのです | |
等値線図も描きおわって、分析もおわって…発表! 誰が発表するかはジャンケンで★ 白熱した戦いがっ(笑) | |
身振り手振りを交えつつの発表。 佐野先生と島田先生から突っ込みを受けつつ… | |
最後に佐野先生から全体のまとめと気象データについてのお話があって実習は終了! 1年間お疲れ様でした。 |
高橋咲保
いよいよ実習も大詰め!本日は佐野先生の実習です。 実習室に入るとこんなものたちがいました。「ものさし」!久しぶりに見ました、コイツ。あとは巻尺にコンパス。これらを使って行う実習とは一体… | |
まずはいつものように今回の実習の説明です。 今回の実習は大学構内の地図をみて吹き溜まりができていそうなところを予想し、実際に積雪深を測ってみよう!です。だから「ものさし」や巻尺が必要なんですね〜 | |
班ごとに地図をみながらどこで測定をするか話し合い中〜。一箇所はグラウンド側の並木。もう一箇所は自分たちで決めます。 測定する場所が決まったら用具を持って外へGO! | |
地図をみたときには吹きだまってそうなところも行ってみると平坦だったり除雪した雪が積まれてたり… そんなことや寒さにもめげずに調査開始! | |
10m×10mの範囲の中で1mメッシュで測定していきます。 測定といっても雪にものさしをグサグサと刺して目盛りを読むだけ! | |
こっちでもグサグサあっちでもグサグサ… | |
早く終わった班は雪遊びしちゃってたり。 天気が良くてよかった!! |
高橋咲保
先週の実習で設定したテーマに沿って、各々パワーポイントにまとめたものをくじ引きで決めた順に発表します。 | |
佐藤剛くんはサクラソウに着目。 RDB種としての危険度や、分布状況などについて細かく発表しました。 自作のグラフや図を使った発表も多くありました! このような場面でエクセルやGISソフトを使いこなすあたり、環境政策講座らしいですね。この講座にいると自然とWindows(主にエクセル)に強くなれます^^ さあ、ここで幸丸先生のご指摘! 1年後の卒論発表では、こんな風に先生方のつっこみが入るのかな〜と考えると少し怖いですが^^; それでもためになるアドバイスがたくさん。 | |
RDB種への理解を深めるだけでなく、卒論発表に向けての練習としても有意義な実習となったのでした。 |
工藤美沙子
今日は幸丸先生の実習。日本でRDB(※)に登録されている植物への影響要因や分布状況などの資料から、ひとりひとりテーマを設定し発表します。 ※RDB:レッドデータブック=絶滅のおそれがある生物のリストのことです。 | |
まずは幸丸先生の説明から。 RDB種の基礎知識や、それらが今どのような状況にあるのか、など説明してくださいました。今回はRDB植物種一覧のほか、危険度、影響要因、都道府県別の分布状況などの資料が全員に配られました。 | |
配られたエクセルデータに一同騒然! 「RDB種ってこんなにあるの?!」 「どうまとめよう…」 テーマ設定で悪戦苦闘です(汗)ある人はエクセルで集計しながら、ある人は一つの種に絞って、それぞれテーマを設定します。 | |
ここは数人で相談し合いながらの作業。 「あ、ここ使えるかも」 「先生わかりません!」…はナシですよ(笑) とはいいつつ、ちょこちょこと島田先生にアドバイスをいただきながらみんな何とかテーマを決め、まとめ作業に入ったのでした。 | |
さあ、来週は発表です!緊張しますね〜!! |
工藤美沙子
2007年最後の実習は由井先生のアニマルトラッキングです。森林公園へ出かけて動物の足跡や食べ跡を探します。 まずは実験室で動物の足跡や食べ跡の見分け方などの説明です。犬とキツネの足跡の見分け方、熊やアナグマの足跡からリスとネズミのクルミの食べ方の違いなど…見分けが難しい! 由井先生を先頭にいざ森林公園へ! でもその前に、木の枝から落ちた雪の跡と動物の足跡の見分け方(すごく似ていて見分けがつかない;)や諸注意を受けまして アニマルトラッキング開始!! 早速何かの足跡を見つけたようですよ〜 足跡を見つけても何の動物のものなのかわからなくてあちこちから「せんせ〜い!!」と呼ぶ声が… こちらでも何か見つけた様子。 木の下ということは…リスかな?? | |
どんな足跡だったか、大きさや動物の名前をスケッチ!! 寒そう… | |
寒〜い外から実験室に戻ってスケッチの続きです。足跡がみつけられなかった班はクルミや松ぼっくりなどリスやネズミの食べ跡をスケッチしました。 これはリスが食べたクルミとエビフライ(笑) |
高橋咲保
これまでの調査を踏まえ、私たちから見た青山町の現状とこうしたらもっと良くなるのでは?といった提案をグループごとに発表します。今回はなんと、実際にワークショップに参加しての発表です! | |
ここがワークショップの現場。 地元の中学生、養護学校の生徒、町内会の方々がズラリ…世代の違う住民それぞれが青山町をよりよいものにしたい!と集まって、具体的に何をするべきか話し合っています。 地元の中学校、養護学校に通う生徒さん達は、普段通学する途中で気づいた問題点を鋭く指摘。実際に歩いて調査した私たちも気づかなかった点が多くあり、すばらしい発表でした。 その出来栄えに焦った大学生がいたかどうかはわかりませんが(笑)いよいよ私たち、環境政策講座生の出番です! 公園に着目した1班は、公園同士を繋いだイベントの開催を提案。 他にも、赤レンガの建物のイベントホールとしての利用、桜並木のシンボル化、グルメマップの製作など、各班バラエティに富んだ発表となりました。 最後に、倉原ゼミの3人娘がみんなの提案を織り込んだ紙芝居仕立てのストーリーを紹介。荒井優香さん画のほのぼのとしたイラストがいい味出しています^^ | |
今回は、4週にわたり青山町をじっくり眺めました。何気なく歩いていた商店街を、もっと良くなってほしい!がんばれ!と応援したくなる、そんな実習でした。 |
工藤美沙子
さて、大学に戻ってきました。 ヒアリング調査中に取ったメモとICレコーダーを参考に、まとめ作業に入ります。長く話し込んでしまったグループでは、まとめるのに苦労しました(汗) ヒアリング内容をまとめている間に、お忙しい中調査に協力してくださった方々に、お礼の手紙を。 「こういう手紙書くの、久しぶり!」 「これで大丈夫かな?」 みんなで手紙の文面を確認し合いながら完成させました。 来週の発表について、全体での打ち合わせも行いました。どのような流れで発表するか… 「ストーリー性を持たせた方がいいかな?」 「劇にしてみたら?」 ここでは倉原ゼミの3人が場を仕切り、進めてくれました!3人ともおつかれさま☆ | |
工藤美沙子
実際に青山町に住む人々は、青山町についてどんな風に感じているの?今日の実習はそれを知るためのヒアリング調査。 | |
ヒアリング調査は、青山町をよく知る方々のご協力を得て、グループごとにICレコーダーを使いしながらお話を伺いました。ヒアリング調査は初めて、という人も多かったのでは? 緊張しながらではありましたが、貴重な情報をたくさんいただきました。 | お話しを聞いているところ |
工藤美沙子
地域の暮らし、まちづくりの現場を「景観」「まち」「くらし」「記憶」…さまざまな視点から眺める実習。第一回目の今日は、実際にまちに出て青山町の様子を観察します。 | |
場所は青山町商店街。 イメージキャラクターABC(えびす)ちゃんがにっこにこの笑顔で迎えてくれる、サンサン青山さん通りをメインに歩きます。8歳にして青山町の顔を務めているABCちゃん。将来大物になる可能性大! さあ、地図を持ったらレッツゴー! 各班割り当てられた通りや住宅街をキョロキョロ…まちの様子はどんな感じでしょうか? | |
目で見て、耳で聞いて…感じたことをメモしながら商店街を進みます。 班によっては「あら、こんなところにたい焼き屋さんが…」なんて、おいしい発見もあったりなかったり。(うらやましい!) | |
住宅街の中に突如現れた赤レンガの建物。 今は閉鎖され使われていませんが、まちの歴史を物語る貴重な施設です。 こういった建物、何かに利用できないかな?そんなことを考えつつ、学校へと戻っていったのでした。 | |
[おまけ] えっ!遊園地?!(わくわく) |
工藤美沙子
小雪がちらつくなかバスに揺られて動物公園へ! 入園口を入ってすぐにはサル山がありました。みんな携帯を取り出して可愛い子ザルを撮影っ | |
これは記念撮影用のオブジェ?でも良くみたら悠香ちゃんがっ | |
こちらはウサギ。冬毛のウサギはもっこもこで暖かそう。 でもそんなウサギを見てるみんなはすごく寒そう(笑) | |
クマにキツネ、リス…お次はイヌワシ!! 堂々としてますね〜そしてイヌワシといえば由井先生ですよね☆ | |
さらにキリンやサイ、ゾウを見て…馬です。 隣にはポニーもいて、ここでもみんな携帯を取り出して撮影!! | |
最後はふれあいランドでヒツジやヤギに触って、追いかけられて… 敬ちゃんモテモテです(笑) | |
ふれあいランドで終わりだと思ったらカワウソがいました!!泳いだり岩にあがったり可愛らしい姿をみせてくれました。 寒かったけど、可愛い動物に癒されて楽しい実習となりました。(みんな、ワシントン条約のこと覚えてますか〜??) |
高橋咲保
今日の実習は、代表的な里山管理として、雑木林林床のササ刈り&落ち葉かきを行います。 前期にも同じ作業をしましたが、今回は時期を変えての実施。また、里山管理で得られる落ち葉や薪でおいしいものもつくっちゃいます! | |
これは…調理実習?? いえいえ、これは今回のメインイベント(?)の下ごしらえ。思わず気合いが入ります(笑) | |
さてさて、実習本番です。 前期に行ったものとは別に、今回は季節を変えてのササ刈り。ここを研究フィールドとしている4年生の影山さんの指示に従って、決められた場所のササを刈っていきます。 | |
決められた区間を踏まないように、慎重にね! 前回より量は少ないですが、落ち葉に隠れてしまうほど小さなものもあるので、見落とさないように注意です。 | |
そして今回、おそらく全員が密かに楽しみにしていたであろう… ピッツァ様〜〜〜〜!!!!!(平伏) ササ刈りをしたところの近くにある窯を使ってピザをつくっちゃいました。冒頭のアレ(調理実習)はこの準備だったんですね^^ | |
ピザ焼き職人(※)の華麗なる腕前で、おいしく焼きあがった手作りピザ。みんなでおいしくいいただきました。 ※ホントに職人がいたわけではありません。各自で焼いたんですよ。 | |
里山管理で得られる落ち葉や枝などのバイオマス。それらをどのように活用できるかについて、作業のあとで一人一人提案しました。 自然素材の食器や家具、里山自体を子供たちの自然体験教室とする、などなど…感じ方はそれぞれですが、いろいろな場面で普段の生活に活用できるのだなあと実感した実習となりました。 |
工藤美沙子
※11月2日の実習では各自集めてきたデータをGISに入力する作業を行いました。それを元に巣子地区の樹林帯について考えるレポートが出題されました。 |
今日は豊島先生&島田先生の担当回。 樹林地の分布を現地調査から把握します。昔から植生が変わらない場所、開発などによって伐採され住宅地に変わった場所、植林された場所など、GISソフトで作成した分布図をもとに考察しました。 | |
豊島先生、柳沢・巣子地区の歴史を語るの巻。元々あった樹林地はどのような変遷を経て、今のような分布になったのでしょうか?また、その理由は?? 今日は実際に特徴的な樹林地を見て回ります。 | |
柳沢地区にある谷頭部。 ここには湧水が流れていて、近隣住民の生活には欠かせない場所となっています。U字に凹んだような地形。このような場所の樹林はどのような特徴を持っているでしょうか? | |
柳沢地区にある記念碑。 なぜこんなところに?? それは石碑の裏を見ると分かります。 ふむふむ。 へえ、なるほど! | |
ここは樹林地とは違いますが、道路に沿うように細長く設けられた廃材置き場。 なぜこんな場所に?なぜこんな形に? 土地利用の変遷を考えていくと、それにはちゃんとしたワケがある! | |
この日は風が強く気温も低め、という中での実習となりましたが、豊島先生は雨にも風にも気温にだって負けません^^目をきらきらと輝かせながらの熱いご指導、ありがとうございました! |
工藤美沙子
今回の実習は先週に引き続き吉木先生です。 そうです。今週も行きます。春子谷地!! 先週とは地点は変わってもやることは同じ。 まずは20m×20mの方形区をつくって… あ、吉木先生がお手伝いしてる。 | |
あとはひたすら測定!! そして記録。 | |
測定はこんな風に胸の高さで。 幹にメジャーを巻きつけて行います | |
樹種がわからないものは葉っぱを採取してお持ち帰り。島田先生に鑑定してもらいます。 | |
こっちの班もやってますなぁ。 どうやらこの班はさっきの班に比べると森林っぽい。足元がしっかりしてそうでいいなぁ。足元ぐちゃぐちゃで湿原にはまっちゃったよ!なんて班もあったのになぁ。 2回目とあって慣れたのか早めに調査を終えて隣接する放牧地へ。 なんかすごく画になる写真ですね〜。 放牧地から湿原を眺め、放牧地の現状と湿原での森林の拡大について吉木先生からちょっとお話。 これで吉木先生の実習は終了〜。 この時はまだ誰もこの後の課題で苦労するなんて予想もしていなかったでしょう… ※何度もダメ出しされて、年明けにレポートが完成した班もあったとか… | |
高橋咲保
後期最初の実習も吉木先生です。 いきなりの長靴姿。 そして汚れてもいい服装。 バスに乗って春子谷地へ… まずは湿原の入口で今回の実習の説明を受けます。 さっそく移動。 湿原なので足元はぐちゃぐちゃ。 | |
そしてさっそくの試練。 川、渡ります。 浅いように見えても危険! 悲鳴が聞こえる〜 | |
川を越え、藪を抜けるとそこには… 湿原が広がっていました!!! 吉木先生が先頭に立って、「はいココ。この辺でやって」なんて具合に班に分かれて調査開始! まずは20m×20mの方形区をつくって、そのなかにある胸高(120cm)以上の樹木の幹周を測定します。幹周だけでなく、樹木の種類もしっかり記録!! 久しぶりの実習は慣れない湿原での調査で泥だらけになりました。 | |
高橋咲保