今年度のコメンテーターは、大沼晴美さん [由井] です。[ ] は指導教員。
普段私たちが大学内で排出している、生活排水。これは全て構内の浄化槽で浄化され、調整池にその水が放流されているんです。 その放流水が調整池にどのような影響を与えているか調査。 | |
調整池近くに三角のツノみたいな突起物が地面から生えていますよね?実はあの下に浄化槽が埋められているんです。 外観や水温だけでなく、pH・電気伝導率・アンモニア態窒素なども測定。実はこれは8月に行う八幡平実習の練習でもあるんです。 調整池のあらゆる地点で調査。 →ここから流れてくる水、そのほとんどが私たちが出した汚水を浄化した水なんです。 いつも芝刈りをしているおじさんの話によると小さな魚がいるようです。 ビーカーの中にも紛れ込んでたみたいです。 | |
旧松尾鉱山の坑廃水をつかっての室内実験。 強酸性水の特性とその処理上の課題について探りました。 一般的にpH6以下で水生生物やプランクトンにダメージを受け、pH4以下で魚類が生息出来ないといわれているなか、旧松尾鉱山の坑廃水はなんとpH2の強酸性…。 | |
太平洋戦争中に勢いづいた松尾鉱山での硫黄の採掘。掘ることしか考えず、環境をまったく無視した当時のツケは「負の遺産」として、現代…そして未来に大きく重く残されてしまったのです。 豊島先生が地図を3Dメガネで見ると… ↓ みんなも総立ちで、同じ格好をする。 こうすることで高低差がわかり、川の流れをイメージしやすくなるんです。川の流れがわかると、汚染の状況も推測しやすくなります。 | |
キビタキを中心とした野鳥のなわばりの調査。 車で森林公園の近くにあるネイチャーセンターへ行き、指定されたルートを歩き野鳥の鳴き声を記録。 鳴き声には主に2種類あり、「さえずり」と「地鳴き」に分けることができます。 「さえずり」は皆さんがよく聞く鳥の鳴き声で、オスが求愛や縄張りを宣言するときに使う美しい声です。 「地鳴き」はオスもメスも出す鳴き声で、警戒や群でのコミュニケーションに使われる単調な声なんです。 | |
まずは、テープに録音された野鳥の声を聞いて覚えます。 「これを覚えろと…!?」 約10種の鳴き声を聞かされ、みんな戸惑っている模様。 このネイチャーセンターでは窓辺に餌台が置いてあり、自然のリスが胡桃を食べる様子を見ることができるそうです。実際に、この日も見ることができました。 隣接する盛大からはさんさの練習をする音が… 覚えたはずの野鳥の鳴き声。 「ん? この鳴き声なんだったっけ」 | |
今までの実習とは違い、自分たちで気温に関する仮説をたててそれに基づいて調査を行ってもらいました。 | |
第7回(6月3日)で森林公園内を散策し仮説を考えます。例えば木の有無での気温の違い、樹種が異なる林での気温の違い…などなど。そして第10回(6月24日)で仮説に基づいて気温の調査。 このころは佐野先生の髪はまだ長かった。 |
樹高の測定や植物を分類する練習として、森林公園とアピオの間にある林で毎木調査を行いました。各班が2m×15mの区域を調査。 | |
木の大きさと種類、生えている場所を示す樹木位置図を作成。この樹木位置図でそこの植生の歴史をある程度探ることができます。 樹高の測り方のレクチャーを受けてます。 その場で樹種名がわからないときがあります。そういう時は葉っぱを採集し、室内で樹木図鑑と照らし合わせます。 調査は順調に行われました。 しかし…最後の最後で突然の雨。 ずぶ濡れになりながら急いで教室に戻りました。 | |
この実習はもしかしたら一番楽しかったかもしれません。県大に隣接する森林公園内の池で、昆虫採集して識別。 春の陽気の中、池を探りました。 今年はどうやらツナギが女の子の中で流行っているようです。 何がいるかな〜?? オニヤンマの大きなヤゴを何匹か発見!! その後、室内の戻り識別。 結構これがみんな手間取っていたみたいです。図鑑で見ても捕まえた虫が何なのかわからず「センセェ〜」の声が教室を飛び交いました。 | |
すごく寒い日でした。そんな状況で構内に人工的に植栽されたカタクリについて野外講義を受けました。 | |
あまりにも寒かったので、野外での調査は行われず去年のデータを使って分析をしました。 実習は天気に左右されることがたびたび。 雨が降ったときは学生にとって面倒な調査がなくなるからラッキーかも…。 春先の冷たい雨のなか、みんな凍えながら聞きました。 カタクリは囲いがないとそこに生えているなんてわからないほど儚い存在でした。 | |
環境コースを選択する人間にとって地図は必要不可欠なもの。 この実習は地図で指定されたコースを歩いて、現在地を地図上で理解する練習です。 実際にコースを歩くと結構キツイ…(笑) 本当にこの道で合っているのか、ここは地図上のどこなのか… どの班も少しは迷ったことでしょう。 | |
県大から少し南にある岩手大演習林を中心に歩きます。ただ歩くのではなく、コース上の植生も調査。 途中で撮影ポイントがあったり、指定されたものを見つけて写真に撮ったり… オリエンテーリングみたいでした。 第3回(5月6日)では歩いた場所の航空写真を基に、土地利用別に白地図に色ぬり。 画面中央の四つ足の装置で航空写真が立体的に見えるんです。 | |