教員紹介

新田 義修 (にった よしのぶ)
- 職名
- 教授
- 専門分野
- 農業経済学,農業経営学
- 担当科目
- 農業経済学,農業政策論
- 学位
- 博士(農学)
研究テーマ
岩手県を主とする農業・水産業に関するイノベーションとその普及条件や社会実装を主な研究テーマとしています。具体的には、以下の2つに関する研究を行っています。
- 農地流動化と担い手の育成に必要な条件に関する研究
- 震災復興に関わる水産業の復旧・復興条件に関する研究
ゼミでは、卒論のテーマに合った文献を読んでもらい、ディスカッションを行います。新田研究室では、“実学実践”をキーワードにして「いわてアグリフロンティアスクール」を始めとする新規就農者向けの研修を行っており、可能な限り研修他に参加してゼミで勉強した内容を実践するようにしています。具体的には、①新規就農者の育成条件、②農地流動化の促進要因、③新規作物の導入・定着条件などを扱っており、今後もこのテーマを中心に研究を進めていく予定です。この他、滝沢市農業委員を兼務していることを活かした滝沢市農業委員会とのワークョップも予定しています。
現在の研究課題、研究活動
主に岩手県、東北地域の農業・水産業の発展に貢献することを目的としています。特に、地域活性化を可能にする農業の担い手の育成条件について研究しています。具体的には、農業・水産業を含めた食産業クラスターの形成要因を明らかにするために生産・販売技術の革新(イノベーション)に関する調査を行っています。そのため以下のことについて研究しています。
- 滝沢市をフィールドにした都市近郊地域の担い手の育成に関する研究
- 滝沢市をフィールドにした都市近郊地域の農地流動化の促進要因に関する研究
- 東日本大震災津波被災地における水産業クラスターの新展開
社会活動(学外の委員会活動、学会委員活動、NPO理事など)
1.学外の委員会活動
- 岩手県環境保全型農業直接支払制度推進委員会委員長(2015~継続中)
- 岩手県開発審査会長(2023~ 継続中)
- 岩手県商工観光審議会委員(2018~継続中)
- 岩手県農業研究センター機関評価委員(2015~継続中)
- 滝沢市農業委員(2015~継続中)
- 岩手大学農学部附属寒冷フィールドサイエンス教育研究センター 共同利用運営委員会委員(2016~継続中)
- いわてアグリフロンティアスクール評価委員会委員(2013年~継続中)
2.学会委員活動
- 日本マクロエンジニアリング学会 理事 総務委員長・編集委員(2018~継続中)
- 日本農業経済学会 東北地区選任常務理事(2024~継続中)
- 日本農業経営学会 (2000~継続中)
- 中部農業経済学会 理事(2009~継続中)
- 東北農業経済学会 理事(2014~継続中)
- 地域農林経済学会 理事(第4・5期2020.11.01~2026.10.31) 北海道・東北地区(2007~継続中)
3.NPO活動等
- 一般社団法人いわてひだまり農園 いわてひだまり農園多機能施設ひだまりの家苦情処理に関する第三者委員会(2016~継続中)
- NPOマクロエンジニアリング研究機構(RIMEP)(2023~継続中)
教育のポリシー
教育のポリシーは、一生懸命考えることです。社会に出て貢献できるために今何をすべきかについて考えながら調査研究を進めています。"実学実践"を研究としてどのようにテーマを見つけるかがこだわりです。また、自由な時間を活かしてゼミでどのようなことを考え続けるかもこだわっています。学生生活の思い出に残るゼミにしていただけるとうれしいです。
学生生活を楽しんでいる人やチャレンジ精神を持っている人に来てほしいです。特に公務員を志望して社会貢献したいと考えている高校生、市町村役場、農業協同組合、コンサルタント、ホテルなどに従事することを想定している方を歓迎いたします。