今年度は、実習助手の小地沢麻樹がコメントいたします。[ ] は指導教員。
![]() 湧水由来の池にて | 大学構内の調整池と、大学近くの湧水由来の池を比較し、調整池の状態を考えます。 池と実験室で、前回練習した各種水質調査を行いました。本日の天候は雨。調査の結果に少なからず影響しそうです。 |
![]() 結果発表と意見交換 | 調査終了後、班ごとに結果を発表。それを受け、意見を交換。全班のデータと意見交換の情報をもとに、レポートを作成します。 最後に、流速計の使用方法も学習。これは環境調査実習II(八幡平実習)で実践します。 |
2週連続で、水質調査の手法を学びます。今回は講義と練習です。 まずは、大学構内の調整池へ向かいました。調整池に注ぎ込む水を採取し、水の色と臭気、採水地の様子を記録。 | ![]() 調整池で水を採取 |
実験室へ戻り、調整池での観察結果を確認。続いて、13種もの水質調査方法の説明を受け、ひとつひとつ練習していきました。 次回は、より本格的な調査を行います。キーワードは、アオコと富栄養化です。 | ![]() 電気伝導度を測定中 |
![]() 葉の広がりを測定中 | (1)に引き続き、毎木調査の手法を習得します。 実験室で説明を受け、今回もお馴染みの雑木林へ。以前調査した樹木について、幹から葉の先までの距離を測り、樹冠投影図を作成しました。 |
![]() 樹種を同定 | 調査した全ての樹木から一枝ずつ採取し、再び実験室へ。図鑑を片手に、持ち帰った樹木の種名を調べました。図鑑に掲載されていない種もあり、結局は島田講師が頼みの綱となりました。 |
シダ植物について学びます。課題は2つ。 第1の課題は植物採集です。大学周辺を巡り、シダと思われる植物を各班5種探してきました。持ち帰った植物の中には、シダでないものもちらほら? | ![]() これはシダ? |
第2の課題は種名暗記です。教卓に並ぶ25種のシダうち、15種以上を覚えることができれば合格。 少々の暗記時間の後、ひとりずつ口頭試問を受けました。なんと、19名中5名が満点。実習史上初の快挙です。 | ![]() 種名を暗記 |
![]() 斜面方向に25m | 毎木調査(まいぼくちょうさ)の手法を習得します。 実験室で説明を受け、お馴染みの雑木林へ。下草が茂る斜面に分け入り、メジャーを用いて調査区を設定しました。 |
![]() 位置と樹高を測定中 | 各班の調査区は5m×25m。調査区内に生育する樹木ひとつひとつについて、位置と樹高と胸高直径を測定し、記録していきました。 調査中は、とにかく蚊に悩まされました。 |
ラインセンサスのデータを基に、キビタキのなわばりを見極め、個体数を割り出します。 6班分のデータを1枚の地図に落とし、個体毎のなわばりを囲んでいきました。 | ![]() 学生の模範解答 |
続いて、昨年度の結果と比較しました。夏鳥であるキビタキのなわばりは、毎年変わります。 実習の最初と最後に、7種の鳥類の声を学びました。翌日の環境調査実習II(八幡平実習)で、成果を発揮できますように。 | ![]() 結果を透かして比較 |
![]() ネイチャーセンター前 | キビタキという鳥類の数を、ラインセンサスという手法で調べます。 実験室で、調査方法とキビタキの声(さえずりと地鳴き)を学習。その後、調査地である滝沢森林公園へ。 |
![]() 道なき道を前進 | 片道1.0km強の調査ルートを、1時間半かけて往復しました。キビタキをはじめ、多くの鳥類(と草刈り機)が大合唱。でも、姿を見せてくれる個体はごく少数です。「何でも良いから1羽くらい見たい」と必死に探す学生も。 |
松尾鉱山跡の中和処理施設で行われている処理を、実験室で再現します。 pH2.0の坑廃水に、炭酸カルシウムを入れて中和しました。pHは7.0に上昇。しかし、溶液は無色から橙色に。副産物の水酸化鉄(II)の色です。 | ![]() 中和の結果 |
施設で処理をした水は、赤川(あかがわ)という河川に排出されています。そこで、赤川の水系を地図上で確認してみました。 水系周辺の土地利用の状況から、河川の水質を左右する要因は、施設の排水以外にもありそうです。 | ![]() 水系を確認 |
中和実験と作図を終えた後、前回に引き続き、旧松尾鉱山の意味を学びました。 これで、環境調査実習II(八幡平実習)の予習は万全です。 | ![]() 更なる理解を |
![]() 岩手県内の鉱山の分布 | 環境調査実習II(八幡平実習)に先立ち、フィールドのひとつである旧松尾鉱山について学びます。 まずは、豊島教授の講義です。岩手県内の鉱山の分布、松尾鉱山跡の沿革、松尾鉱山と北上川の関係が示されました。 |
![]() 忘れられない鉱山がある | 次に、松尾鉱業株式会社の元社員、菅原一兄(すがわらかずえ)氏のお話です。 題目は「忘れられない鉱山(やま)がある」。鉱山の沿革、住民の生活、公害問題など、非常に多くの内容を盛り込んでいただきました。 |
雑木林の林床のササ刈りと落ち葉かきを行い、里山の管理について考えます。 まずは、のこぎりで立ちはだかる樹木(細いもの)を伐採。続いて、鎌と剪定ばさみでササを刈っていきました。 | ![]() ササ刈り部隊 |
仕上げに、熊手で落ち葉かき。すっきりとした林床(りんしょう)になりました。 怪我人もなく、無事に作業終了。秋の様子が楽しみです。 | ![]() 落ち葉かき部隊 |
![]() ルーペで花粉を確認 | (1)で作成した土地利用図と、調査用紙とルーペとGPSを手に、タンポポを調べに出掛けました。 外総苞片(がく)の形と花粉の有無から、在来種か外来種か雑種かを判断します。 |
![]() 出現種を記録 | 調査地点ごとにタンポポを10本ずつ採集し、出現種の内訳などを記録していきました。 今回のデータを基に、タンポポ類の分布の要因を考察します。 |
カタクリという植物の葉面積を調べ、その個体群の過去と未来を考察します。 まずは、大学近くの手入れされた雑木林へ。紫色のカタクリの花が咲き乱れていました。 | ![]() 雑木林のカタクリ |
次に、大学構内へ。学生が囲んでいる場所に、僅かに生息していました。カタクリに適しているのは、前者のような環境だということです。 ※カタクリの姿は、過年度の記事にも掲載されています。 | ![]() 大学のカタクリ |
![]() 気温と湿度を測定 | 気温の鉛直分布を調べ、逓減率(ていげんりつ)について考察します。 実験室で観測手法を学び、バスで天峰山へ移動。先週求めた歩測を用い、50m置きに気温と湿度を測りました。 |
![]() 取りまとめ | 大学へ戻り、班ごとに観測時刻と標高値、気温、湿度を取りまとめて提出しました。 後日、全班のデータを基に、レポートを作成します。 |
歩測、水準測量、三角測量の理論と実践に挑みます。 実験室で理論を学び、早速実践です。まずは廊下に出て、自分の歩幅を測り、長さの感覚をつかみました。 | ![]() 50m=何歩? |
続いて、クリノメーター(傾斜計+方位磁石+水準器)、ハンドレベル(水準器)、標尺を手に、構内を測量して回りました。 小雨の中、果敢に屋外へ出る班も。佐野准教授「晴れた日の方が気持ち良いのに」。 | ![]() 気分は測量士 |
![]() タンポポは奥深い | タンポポ類の分布がどのような要因で決まるのか、土地利用や土地利用履歴から考察します。調査範囲は、大学周辺です。 まずは、タンポポという植物について学習。在来種、外来種、雑種の特徴を確認。 |
![]() 土地利用図を作成 | 次に、2005年と1976年の土地利用図を作成。空中写真を見ながら、地図を彩色していきました。 今回はひとまずここまでです。 |