卒業生インタビューVol.02
2016年度卒 小笠原 巧さん

就職先はどのような場所ですか?
岩手県公立中学校教員(社会科)です。
就職先の業種を決めた時期はいつころですか?
大学入学時には大体決めていて、3年の頃には、本気で目指そうと決めました。
いまの就職先(業種)にしようと思ったきっかけは何ですか?
高校時代に友人と勉強の教え合いをしていたときや、大学時代の学習塾でのアルバイトの経験から、教えることの楽しさやわかってもらえたときの嬉しさを感じたことです。
就職活動はいつくらいから本格的に始めましたか?
教員採用試験に向けた勉強を2年生から始めました。
あなたが行った就職活動のおおよその流れを教えてください。
1年の4月から学部の教職ゼミに参加し、4年生の教員採用試験に向けた対策を見ていました。教職ゼミでは、2年次に勉強会を行い、4年次に面接練習や模擬授業の練習をしました。
2年前期から教職教養と専門教養(地理歴史・公民)の勉強と、模擬授業の練習を始めました。
3年生のときは、次年度の教員採用試験に向けて、過去問の分析や、受験予定の都道府県の願書を取り寄せて、志望理由書を書く練習をしていました。4年になる直前くらいに集団討論や面接、小論文の対策を行いました。
4年生の6月~7月に教員採用試験の一次試験を受け、8月~9月に二次試験を受けました。最終的な結果は10月に発表され、採用試験を合格しました。
就職活動で特に苦労したことは何ですか?
一次試験における筆記試験の過去問を入手することや、問題の傾向を捉えることです。また、小論文と面接練習が大変で、かつ、十分な練習をできなかったことです。最も大変だったことは、教育学部ではないので、学部の授業を履修しつつ、教職科目も合わせて履修しなければいけなかったことです。しかし、そのおかげで様々な分野の勉強ができました。
就職採用試験に臨むとき、どのような知識が役に立ちましたか?
一番は、教職ゼミで担当の先生からいただいた、教員採用試験に関する情報や試験での留意点などの情報です。その他には、教職に就いた先輩からのアドバイスや教職向けの雑誌(『教職課程』と『教員ステーション』)から、得た知識です。
大学の勉強の中で、就職試験や採用試験などで役に立った科目や,役に立ったところはどんなところですか?
経済学ゼミで学んだゲーム理論や、学部の授業で、教職に強く関連する科目が志望理由書や面接での応答に役に立ちました。具体的には、地域経済学において、まちづくり・むらづくりについて考察したことが、中学校の授業で活かすことができたり、面接の応答に役立ちました。
また、面接において、「総合政策学部とは、どのような学部ですか?」などという質問に対し、たとえば、環境・地域コースの授業を履修することで、「地域活性化について、経済面、交通面、環境面、文化面、災害面など、多角的に考察することができる」などのような受け答えが可能でした。この点に関しては、「総合政策学部」の強みを試験で活かすことにもつながりました。
行政・経営コースの授業は、全般的に「公民」の、地域・環境コースの授業は「地理」の分野にそれぞれ対応するため、筆記試験における専門教養に役に立ちました。キャリアデザインや経営・経済調査実習などの演習の授業では、討論の練習ができました。
教職科目の中でも、教科等指導法の授業では、教員採用試験に関する最新の話題やデータを入手することができました。また、担当の先生のこれまでの経験から、どのような流れで対策を立てればよいのかというアドバイスをいただくことができ、1年から4年までの大まかなスケジュールをたてることができました。
大学での活動では、どのような活動に力を入れていましたか?
部活動を頑張りました。野球部に所属し、1年の頃からレギュラーとして試合に出場し、3年の春まで活動しました。リーグ戦で県外に行くことがしばしばあり、移動や費用が大変でしたが、仲間と楽しい活動をすることができました。
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