教員紹介

中坊 勇太 (なかぼう ゆうた)
- 職名
- 講師
- 専門分野
- マクロ経済学,経済成長論,行動経済学
- 担当科目
- 経済学基礎,マクロ経済学I・II
研究テーマ
私個人の研究テーマは下記の「現在の研究課題・研究活動」の通りですが、ゼミでの研究テーマの条件は幅広く、「国や地域で実施されている政策を経済学の観点から分析する」です。国や地域では、雇用や教育、社会保障などさまざまな分野で数多くの政策が立案実行されています。政策を実行することで誰にどのようなメカニズムでどのような効果がある(ない)のか、効果を高めるためには既存の政策にどのような修正を加えるべきか、などをゼミの中で学生のみなさんとともに考えていきたいと思っています。
現在の研究課題、研究活動
遠い将来の選択では長期的な利益を優先し我慢強いのに、直近の選択では目先の利益を優先してせっかちになる、「現在バイアス」とよばれる人間の心理の癖があります。「現在バイアス」をもつ個人は、あらかじめ立てていた計画を実行するときになると、先延ばしにしてしまいます。例えば、「夏休みの宿題は夏休みが始まってすぐにやろう」、という計画を夏休み前に立てたにもかかわらず、いざ夏休みになると宿題は後回しにして遊びに出かけてしまうなどです。
このような現在バイアスがもたらす先延ばし行動がマクロ経済、とくに経済成長や経済厚生(人々の満足度)に与える影響について研究しています。
教育のポリシー
大学での学びは、学問の中だけで完結する閉鎖的なものではなく、私たちの生活をよりよくするために役立つ、広がりを持ったものであると思います。経済学もそのような生活をより豊かにするための一種の「道具」です。以上のようなことを学生のみなさんが実感できるよう努めるのが私のポリシーです。