Interview

柔軟かつ挑戦できる研究環境が魅力。
研究を通じ、公共的議論の質を高め社会に対する知的貢献を果たしていきたい。

インタビューイメージ

公共政策分野 2025年入学 博士後期課程

北岡 一世さん

総合政策研究科入学のきっかけ

私は修士課程まで、ユダヤ系ドイツ人の政治哲学者レオ・シュトラウスの思想を中心に研究してきました。研究を進める中で、博士課程では古典研究にとどまらず、その理論を現代社会や政策の問題にどのように接続し得るのかを探究したいと考えるに至りました。

学際的な研究を可能とする総合政策研究科は、こうした試みに取り組む上で柔軟な研究環境を備えており、とりわけ杉谷研究室では、政策研究をエビデンスの観点から行うことで、哲学的理論による政策の正当化を実証的に提示する研究に挑戦できる点に魅力を感じ、進学を志望しました。

研究内容の紹介

私の研究は、政治哲学におけるエロス概念の意義を、プラトン解釈を軸にレオ・シュトラウスの哲学を手がかりとして考究するものです。エロスを人間の欲望や価値志向の原理として捉え、哲学と都市、政治的共同体との関係を考察することで、政治的規範や正当性がいかに形成されうるのかを理論的に明らかにすることを目指しています。

こうした研究を通じて、政策を考える際の価値的前提や理念を捉え直すための基礎的な視座を提示することを目的としています。

研究をどのように活かしていきたいか

博士課程修了後は、政治哲学の研究者として、これまで取り組んできたシュトラウス政治哲学の研究をさらに発展させ、政治哲学における理論的課題に継続して取り組んでいきたいと思います。

また、総合政策研究科で培った、社会的課題や政策形成を視野に入れた研究の視点を踏まえ、研究成果を学術的議論にとどめることなく、現代社会における政治や政策の在り方を考えるための理論的枠組みとして示したいと考えています。

こうした研究活動を通じて、公共的議論の質を高めることに寄与し、社会に対する知的貢献を果たしていくつもりです。

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出版:昭和堂 /
編集:岩手県立大学総合政策学部