(スタッフ)新田義修

担当の授業
・基礎演習I
・専門演習I
・農業政策論
・農業経済学
・地域調査実習III


<教員インタビュー>

  1. 先生の研究分野を教えてください。
  2. 農業経済学、農業経営学、開発経済学、農業政策論が私の研究分野です。学部生の時は国際関係論を専攻しており、「途上国と先進国の貧困格差の是正」が私のテーマでした。実際にマレーシア、タイ、フィリピンなどの現地に行ってみて農業の重要性を知りました。大学院以降、開発経済学、農業経営学を専攻し、現在は農業の担い手育成、特に認定農業者も含めた企業的な農業経営体の育成を研究対象にしています。

  3. 基礎演習はどういったことをするのですか。
  4. 地域農業の活性化をテーマに、たとえば、農家と加工業者で組んで売り上げの向上を図る試みを考えていきたいです。他の産業がどのように働いているのか、どうすれば補完関係を築けるのかなどを実践的に考えていきたいです。

  5. ゼミの活動をするとしたら、どんなことをしたいですか。
  6. 「考える力」を身につけられるようなゼミにしたいです。4年間の学生生活でゼミの活動は、最も大切な時間の一つだと思います。具体的には、農業の現場で起きていることに目を向け、与えられた情報に対してどう主張するか、地域農業の活性化に必要なものは何かについて、ものの見方や考え方を重視しています。そこで、授業ではディベートなどを用いて慣れていってほしいと思っています。






  1. ゼミの活動でこだわりたいことなどはありますか。
  2. フィールドワークに行きたいですね。岩手では、さまざまな農作物のブランド化を図っていますが、静岡のお茶、ミカン、わさび、青森のリンゴ、福岡のイチゴのような全国的に有名な産地を岩手県でも作り出すためのフィールドワークをゼミ活動で取り入れて行きたいです。具体的には、岩手県農業研究センター、県庁の農政部や盛岡広域振興局、滝沢村、岩手町、雫石町などと協力してゼミの活動をしていきたいです。

  3. ゼミ配属前に最低限受けてきてほしい授業は何ですか。
  4. 特にありませんが、農業経済学、農業政策論を受けていただけるとうれしいです。ゼミのイメージがわくと思います。

  5. どんなゼミにしたいとお考えですか。
  6. 自分の意見を言える環境や、思い出作りの場にしたいと思っていますし、その手助けができればいいなと思っています。また、問題を広く見たときにその内のどこが重要なのか、どれとどれを組み合わせればいいのか等のセンスを磨けるゼミにしたいです。問題意識を持った学生にぜひ来てほしいですね。



このインタビュー記事は2011年2月現在の情報を基にしています。

Last Update : 2011年09月08日 (木) 15:41