(スタッフ)豊島正幸

担当の授業
・環境調査法
・地圏環境システム論
・総合政策入門
・環境調査実習
・地域環境調査実習


<教員インタビュー>

  1. 現在のゼミの編成について教えてください。
  2. 3年生は男性3人、女性2人の5人です。4年生は男性のみ5人です。

  3. 先生の研究分野について教えてください。
  4. 生活・社会の基盤をなす各種の資源(水・森林・土地など)の利用と環境への影響が根っこにあります。さらに、それらの資源利用の競合と調整について、法制度などにも目を向けています。資源の中でも、今年は特に水資源を中心としました。制度については、それがきちんと機能しているのかなどを検証しています。

  5. 基礎演習ではどのようなことをやるのですか?
  6. 「土砂移動から見た河川流域環境の保全」についてやりました。資料を提示して授業を行いました。

  7. 環境調査実習の内容について教えてください。
  8. フィールドワークを中心として、水調査の基礎(水質・流量)を学びます。そのほかに、旧松尾鉱山の現在におよぼす影響の大きさについて、河川の水質の観点から取り上げています。現地に行くのが基本ですね。

  9. ゼミの活動内容・形式などを教えてください。
  10. 今年は「水」をテーマにさまざまなところに行きました。水道の水源として河川、それを利用できるようにするための浄水場があります。河川の中でも、中津川とその上流の米内川周辺を調査しました。また、中津川周辺では昔から水力発電を行っており、発電のための落差を生じさせるために多様な工夫を行っている事実を現地で確認しました。その他に飲料水や酒造に使われる湧水を取り上げ、盛岡市内の鉈屋町周辺を調査しました。このように多くの場に触れることで、3年のゼミ生が卒論の足がかりを見つけようとしています。






  1. ゼミの独自の活動やイチオシなどはありますか?
  2. (先生).今年は特に外での活動が多かったです。専門演習は通常1コマですが、2コマ使っています。また、その時間だけでなく、休日も使って現地へと赴いています。これは、今年度が初めてです。
    講義・演習・プレゼンでは、講義室や環境調査実習室で授業を行うことも多いです。調査についてのプレゼンを行うことが多いので、講義室を使っています。
    (学生).先生も一緒になって学んでくれているという感覚です。
    (先生).卒論に向けての動きは早いと思います。現在の3年生は、ゼミ配属前にも4年生と一緒に現場に行ったことがあります。

  3. ゼミ配属前に受けてきてほしい授業はありますか?
  4. 特にありません。必要な分野については、ゼミに入ってから改めて学んでもらいます。
    一途な学生に来てほしいと思っています。

  5. 卒論はどのようなことを書いているのですか?
  6. 現4年生の卒論タイトルを紹介します。
    1)親水空間としての都市河川の利用における課題、
    2)農業用ダムをもつ河川の流量変動について
    3)水道事業の広域化とその今日的課題−八戸圏域水道企業団を例に−
    4)ダム建設が下流側の河床低下に及ぼす影響−その検証−
    5)林地開発許可申請からみた森林のかい廃過程−岩手県を例に−





<ゼミ生のインタビュー>

  1. ゼミのキーワードを教えてください。
  2. 「現場主義」です。

  3. ゼミ生から見て、先生はどんな人ですか?
  4. 一緒に学んでくれます。底なしの探究心を持った人だと思います。






  1. ゼミを選択した決め手、きっかけについて教えてください。
  2. 気付いたら豊島ゼミに決めていました。
  3. 授業の雰囲気がよかったし、熱い先生だと感じたので。



このインタビュー記事は2011年2月現在の情報を基にしています。

Last Update : 2011年05月12日 (木) 12:09