(スタッフ)木場隆夫

研究分野・内容
・科学技術政策論
・政策科学
・科学技術の進歩と社会の変化の仕方
・エネルギー問題

担当の授業
・科学技術政策論
・政策課題実習
・基礎演習


<教員インタビュー>

  1. 現在のゼミ生の人数と男女比を教えてください。
  2. 3年生は現在いません。4年生は4人いて、男女比は2:2です。

  3. 先生の研究分野の中に科学技術政策論とありますが、具体的にはどのようなことをされているのですか?
  4. 科学技術の進歩により、われわれの社会や生活は支えられていますが、それによりひずみが生じることもあります。公害、格差、失業、プライバシー侵害・・etc。軍事へ過度の傾斜などの問題もあります。そのような問題を人々はどう考えるのか、そしてそれをどう研究開発につなげるのかについて関心を持っています。科学技術というと総政に関係ないと思っている人も多いかもしれませんが、それに向き合うことはきわめて重要だと思います。

  5. 先生は2年生の基礎演習(政策G)の受け持ちがあるようですが、どのような内容で授業を行っているのですか?
  6. まず、ある分野の政策に関する本(新書程度)を読むことが基本。政策科学の基礎として、データの扱い方を学ぶことは各講座の卒論作成に役立つという考えから、社会統計のデータのグラフ処理を行っています。その他、公務員試験の教養問題を宿題として出したり、滝沢村の施設見学をしました。施設見学では、事前学習や帰ってきてからのレポートも課しました。

  7. 政策課題実習はどのようなことをするのですか。
  8. 田島先生と一緒に行っています。盛岡市、滝沢村、田野畑村に実際に行って、自治体の現状・課題を把握し、将来のあり方を考えます。合宿にも行きました。






  1. ゼミの活動内容等について教えてください。
  2. 3年生は課題の本を読み、要約し、考えをまとめることが多かったです。将来、どの分野に進んでも本を読むことは必要なので、重視。今まで卒論の分野は特に範囲を区切っていたことはなかったですが、できれば私の守備範囲内で行ってくれればもっと指導ができると思います。

  3. ゼミ独自の活動内容、こだわりなどについて教えてください。
  4. このゼミでは、卒論指導を個別で行っているため、外での活動は3年生の時が多かったです。金田一温泉に合宿に行ったり、先生の誕生会を開いたりといろいろしました。
    学生主体で提案すると先生も結構乗ってくれます。

  5. ゼミ配属前に最低限受けてきてほしい授業などはありますか。
  6. 受けてきてほしい授業は特にありません。ただし、将来、何をしたいか、どんなことが大切なことかをしっかり考えてきてほしいと思います。生き方っていうんですか?将来について1、2年のうちに、ぜひ深く考えてほしいですね。





<ゼミ生のインタビュー>

  1. 卒論はどのようなことを書いていますか?
  2. 私は「新型インフルエンザとリスクコミュニケーション」というテーマです。昨年の流行時に情報交換がどのようになされていたのか、また一連の動きをどのように理解するおことができるのかを調べています。
  3. 私は「科学技術の理解増進」についてです。JSTのファンドを得て、大学やアイーナで理解増進イベントを開催した体験をもとに論文を書いています。大学の文化祭で発表(パネル展示)も行いました。






  1. ゼミ生から見て、先生はどんなかたですか?
  2. 結構話し好きです。考えが豊富で、静かそうな印象があるけどたくさん話してくれます。カフェに行くのが好きで、ゼミ生が集まった時は、授業後にコーヒーを飲みに行きました。たまにシャツの襟とかが立っているのが気になりますね。

  3. ゼミを選択した決め手、きっかけについて教えてください。
  4. 科学技術政策論が楽しくて興味を持ちました。また、先生の対応が幅広そうなのでここにしようと思いました。
  5. 基礎演習や科学技術政策論を受けて、先生のことを知りました。ゼミを選んだのは、先生の人柄と研究分野に惹かれたからです。



このインタビュー記事は2011年2月現在の情報を基にしています。

Last Update : 2011年05月12日 (木) 12:08