(スタッフ)小針司

研究分野・内容
・憲法
・防衛法
・国際法
・行政法

担当の授業
・基礎演習T
・憲法T,U
・法学実習


<教員インタビュー>

  1. 現在のゼミ生の人数と男女比を教えてください。
  2. 3年が5人(女性4人、男性1人)、4年生が3人(女性1人、男性2人)の8人です。今年は5:3で女性が多めですが、例年は同じ程度の比率です。

  3. 先生は現在どういった研究をなさっているのですか?
  4. 一番最近では「わが国の防衛法制と警察官職務執行法」と題して、警察官が武器を使う基準と、部隊行動として自衛隊が武器を使う基準を同一視するべきではない、ということを過去の武器の使用例をふまえて研究していました。やはり、自衛隊と警察官とは武器(銃器など)を使用する際に、置かれている状況や危険度も違うわけですから、使用を許可するという判断基準が一緒ではいけないわけです。特に国際的な活動に自衛隊が関わる事も多くなる時代ですので、この問題の解決は急務だと考えています。

  5. ゼミの活動内容について教えてください。
  6. 「判例タイムズ」「ジュリスト」「判例百選」などの雑誌の内容が入ったDVDが私の研究室に揃っています。PDFとして収録されているので、興味のあるテーマの論文を検索すると、興味に即した論文を手軽に読むことができます。PDFの論文や事例をもとに、各自のテーマを深めていきます。メディアセンターに行かなくても膨大なデータベースを研究室にいながらにして得られるので、非常に機動性に富んでいると言えます。

  7. 卒論はどのようなことを書いていますか?
  8. 今年度は「在留邦人の救出」「集団的自衛権」「イギリス憲法における権利保障」です。



  1. 各自のテーマ、ということは自分で設定したテーマを卒論まで研究していくのですか?
  2. たいていはゼミ配属時に関心のあるテーマを持ってきてもらい、専門演習T、Uを通してテーマを固め、レポート・発表・議論などを行っていきます。ゼミ生同士の議論の中で新しい論点を見つける機会もあるかと思います。その点で論議は重要なポイントになってくるでしょう。卒論内容は専門演習T〜Wの集大成と言えますね。

  3. ゼミ生の方々はどのようなテーマをお持ちですか?
  4. 研究分野である憲法、防衛法だけでなく「裁判員制度の憲法上の問題点」「雇用機会均等法と間接差別」など、違うジャンルに取り組む学生もいます。

  5. ゼミ配属前に受けてきてほしい授業は何ですか?
  6. 憲法T、Uはとってきてもらいたいです。基礎演習Tではわたし(小針先生)、Uでは石堂先生、法学実習は斎藤先生と窪先生が担当していて、基礎演習Tの内容は毎年そのときに集まった生徒の希望で決めています。

  7. 学生が法系の教員全員と接点が持てるよう工夫してらっしゃるのですね。
  8. そうですね、わたし自身も本当はもっと学生と交流を持ちたいのですが、彼らの都合なども考えるとあまり強くも言えませんし…。

  9. 飲み会や食事会はされるのですか?
  10. 酒・タバコはしない主義なので、いつもは盛岡駅にある「むら八」というトンカツ屋にゼミ生と行き、地元の食材さすけ豚のトンカツ定食を食べるのが慣わしになっています。地産地消を実践しているわけです。お酒が飲みたい学生は2次会などで、ご自由にしてもらっています。セットメニューで出される海老天がおすすめです。エビフライではなく、「天ぷら」であることがポイントですね。




<ゼミ生のインタビュー>

  1. ゼミを選択した決め手は何ですか?
  2. 法律系に興味があったこと、経済・経営にも興味があったことです。



  1. ゼミ生から見て、小針先生はどんな先生ですか。
  2. 法律をやっていない学生にも、資料を用意してくださいます。
  3. どんな分野に興味がある学生にも向き合ってくださいます。


このインタビュー記事は2011年2月現在の情報を基にしています。

Last Update : 2011年05月12日 (木) 12:00